これからホットヨガをはじめる方のなかには、
「ホットヨガってどのような服装でやるのかな?」
「ヨガウェアを探しているけど、どのブランドがおすすめか分からない…」
といった疑問や悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか。
本記事では、ホットヨガ歴7年で、ヨガインストラクター資格(RYT200)保持者の女性筆者が、ホットヨガにおすすめの服装やNGの服装、服装に関するよくある質問やおすすめのブランドについて、過去の経験を含めて分かりやすく解説しています。
ホットヨガ初心者の方や、久しぶりにホットヨガを始めようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
ホットヨガにおすすめの服装
ホットヨガにおすすめの服装は、保温性が低く熱放散に優れていて、汗を吸収・乾燥しやすいウェアです。なぜなら、体温が上昇して、大量に汗をかくからです。
実際、日本スポーツ協会が発行する「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」では、「どんなウェアを着るかによって、皮膚温、発汗、皮膚血流、皮膚の湿潤度、蒸発の程度などに影響する」と述べられており、ウェア選びは重要です。(参考:日本スポーツ協会 スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック)
服装の構成要素は、色・形・素材の3つなので、この3要素を軸にホットヨガにおすすめの服装を解説していきます。
①トップス
ホットヨガのトップスは、キャミソールやタンクトップといった袖がない形をおすすめします。
常温ヨガやピラティスでは長袖を着るケースもありますが、ホットヨガは大量の汗をかくため、長袖だと汗を含んだ生地が身体にくっついてしまい不快感があります。
素材は、汗を吸収しやすく乾きやすいポリエステルやナイロン、レーヨンが良いでしょう。
ヨガウェア専門店で売っているトップスであれば、吸水性や速乾性に優れた生地を使っているため安心して着ることができます。
自宅にある服を着る場合は、素材をチェックしてから着ることをおすすめします。
色に関しては、汗が目立ちにくい黒や紺、白を選ぶとよいです。
グレーやくすんだ色は汗染みが目立ちやすいため、気になる方は避けるようにしましょう。
②ボトムス
ホットヨガのボトムスは、レギンスやサルエルパンツといった丈の長いパンツスタイルをおすすめします。
たまに丈の短い半ズボンでホットヨガをしている方もいますが、足の汗が直接マットについてしまったり、ズボンの隙間から下着が見えてしまう可能性がありますので、気になる方は避けた方がよいでしょう。
また、体形が気になる方は、おへその上まで生地があるレギンスやゆったりとしたサルエルパンツがおすすめです。
筆者の場合は、わざとボディラインが目立つ服装を選んで、ダイエットのモチベーションアップをしています。
ホットヨガのスタジオは暗めに設定されていることが多く、周りの参加者もボディラインが分かる服を着ているため、周りの目が気になることもないです。
ホットヨガをしながらボディチェックをしたい方は是非参考にしてみてください。
素材はトップス同様に吸水性・速乾性がある生地が良いです。
ホットヨガは足を開いたり、頭を逆転させるポーズがありますので、伸縮性に優れた素材を選ぶことも大切です。
色はトップス同様に汗が目立ちにくい黒や白を選ぶとよいでしょう。
ホットヨガの服装は機能性が大切ですが、自分のテンションが上がる服装をして、楽しくホットヨガをすることもとても大切です。
自分の好きな色で統一したり、元気がでる色を選んでみるのもおすすめです。
③ブラジャー
ホットヨガをするときは、ブラジャーではなくカップ付きトップスを着用することをおすすめします。
ホットヨガはたくさん汗をかきますので、ブラジャーを着けていると汗が吸収されて重みを感じたり、ブラジャーの締め付け感やズレが不快に感じることがあります。
スポーツブラや運動するのに適した下着であれば着用してもいいと思いますが、ホットヨガでは全身を動かすダイナミックな動きもありますので、なるべく身軽な服装にしたほうがストレスなくホットヨガを楽しめるでしょう。
ホットヨガにNGの服装
ホットヨガにNGな服装は、次のとおりです。
- 露出度の高すぎる服装
- 綿やシルクなど運動に適さない素材の服装
NGの理由についてそれぞれ解説していきます。
①露出度の高すぎる服装
露出度の高すぎる服装は、他の参加者の気を散らせたり、怪我をする危険性があるため避けるようにしましょう。
例えば、ブラトップにブルマのような服装は生地の面積が少ないため動きやすいと感じるかもしれませんが、本来汗を吸収するための服が機能を果たすことができず、汗がそのまま床に流れてしまい滑りやすくなる危険性があります。
服装は自己満足と考える人もいるかもしれませんが、あまりにも露出度の高い服装だと、他人のやる気を削いだり、予期せぬ事故を起こす可能性がありますので辞めておくことをおすすめします。
②綿やシルクなど運動に適さない素材
綿やシルクは化学繊維と違って高価な分、品質が高いことで知られていますが、大量の汗をかくホットヨガにはおすすめしません。
綿は汗を吸収しやすい性質がありますが、汗が乾きにくいというデメリットがあります。
シルクは肌に優しく上品で高級感がある素材ですが、運動するシチュエーションには不向きです。
ホットヨガの服装に関するよくある質問
ホットヨガの服装に関するよくある質問にお答えします。
- ぽっちゃり体型におすすめの服装は?
- 常温ヨガとの服装の違いは?
- ピッタリサイズか大きめのサイズか?
- 何着持っていればいい?
- ホットヨガの行きと帰りの服装は?
- 男性はどんな服装が良い?
Q1:ぽっちゃり体型におすすめの服装は?
ぽっちゃり体型の方は、体型がカバーできるゆったりとしたシルエットの服装がおすすめです。
トップスであれば、カップ付きキャミソールの上に柔らかい素材のTシャツでカバーするのが良いと思います。
ボトムスは、ボディラインが強調されないサルエルパンツがおすすめです。
また、ハイウエストのボトムスは美脚効果も期待できるため、是非試してみてください。
Q2:常温ヨガとの服装の違いは?
常温ヨガとホットヨガの違いは、ホットヨガは大量の汗をかくという点です。
常温ヨガは動きやすい服装であれば問題ありませんが、ホットヨガは大量の汗をかくため、汗を考慮した服装にする必要があります。
汗を吸水し乾きやすい素材はホットヨガに向いていますので、服装選びの際には意識してみてください。
Q3:ピッタリサイズか大きめのサイズか?
自分が受講するプログラムの内容に応じて、ピッタリサイズか大きめサイズか決めるとよいでしょう。
ダイナミックなポーズをとる運動強度の高いクラスでは、身体にフィットしたピッタリサイズが良いです。
一方で、リラックス系のクラスではゆったりした大きめサイズのほうが締め付け感がなく動きやすいと感じることもあります。
また、自分の好みのスタイルに合わせて、ピッタリサイズか大きめサイズか選ぶものおすすめです。
筆者の場合は、ダイエットやボディメイク目的でホットヨガに通っているため、定期的に鏡で全身チェックするためにもピッタリサイズのヨガウェアを着るようにしています。
ピッタリサイズの服装は、最初は切るのが恥ずかしくて勇気が入りましたが、周りの人は他人の服装を気にしていないのでだんだんと慣れていきます。
食べすぎた次の日はお腹が出ていたり、姿勢の変化に気づきやすくなるのでモチベーションアップにも繋がりますよ。
Q4:何着持っていればいい?
ヨガウェアの数は、ホットヨガに通う頻度に応じて決めてください。
週に1回だけ通うのであれば、メインの1着と気分転換用にもう1着あれば十分です。
ただし、週に1回でも、連続して2クラス受けたい!という方は、3着持っていると安心だと思います。
Q5:ホットヨガの行きと帰りの服装は?
行き帰りの服装は普段着で、スタジオの更衣室でヨガウェアに着替える人が多いです。
行きは普段着の下にヨガウェアを着用した状態でスタジオに行き、帰りは新しい下着+普段着という方もいます。
筆者はできる限り荷物を少なくしたいため、行きはヨガウェアのみ(冬場などはアウター着用)、帰りはカップ付きワンピースといったラフな格好で通っています。
Q6:男性はどんな服装が良い?
男性はTシャツ+スパッツや、スパッツのピッタリ感が気になる方はスパッツの上にショートパンツを履いてる方が多いです。
もちろん既に持っている服からヨガ用の服装を選んでもいいですが、ヨガウェアを販売しているブランドで購入すれば間違いないため、一度検討してみることをおすすめします!
ホットヨガの服装選びでおすすめのブランド6選
ホットヨガの服装選びでおすすめのブランド6選をまとめてみました。
- Lululemon(ルルレモン)
- LindaWorks(リンダワークス)
- suria(スリア)
- XEXYMIX(ゼクシィミックス)
- ユニクロ
- GU
安くて高品質なブランドや、カラーバリエーションが豊富なブランドなど様々な特徴をもったブランドがありますので、きっとお気に入りの1着を見つけられるでしょう。
それぞれ解説していきます。
①Lululemon(ルルレモン)
ヨガウェアといえば、Lululemon(ルルレモン)といっても過言ではないくらい、ヨガ界隈では有名なブランドです。
カナダ・バンクーバー発の衣料品ブランドで、高機能で品質の高いヨガウェアを取り揃えています。
生地は伸縮性に富んでいて動きやすいですが、とても丈夫で破れにくいため、足を前後に開脚する動きや、ダウンドッグのポーズをするときも安心できます。
筆者もレギンスを愛用していますが、9年前にカナダで購入して、今でも着用しているほど長持ちしています。
②LindaWorks(リンダワークス)
LindaWorks(リンダワークス)は、ブラジル発のヨガレギンス専門ブランドです。
ストレッチ性の高い素材を使っており、ヨガだけでなくワークアウトで愛用している人も多くいます。
また、他のブランドでは見かけないような色合いや柄のヨガウェアが多く、他人と被る可能性が低い点も魅力的です。
>> LindaWorks(リンダワークス)の公式サイトを見る
③suria(スリア)
suria(スリア)は、日本初のヨガブランドで、ヨガウェアだけでなく、マットやプロップスも販売しており、人気の高いブランドです。
身体のラインがきれいに見えるウェアが多いのが特徴で、日本人好みの落ち着いたカラーやデザインの製品が多い印象です。
おしゃれにもこだわりたい!という方には是非おすすめしたいブランドです。
④XEXYMIX(ゼクシィミックス)
XEXYMIX(ゼクシィミックス)は韓国発の衣料品ブランドで、おしゃれで可愛いヨガウェアがたくさんある点が特徴です。
他のブランドにはない韓国らしいデザインで、ボディラインを強調しつつ補正もしてくれるアイテムが多いため、ホットヨガに通いながらボディメイクも楽しみたい!という方に是非おすすめしたいブランドです。
また、スタンダードなレギンスは全24色あったりと、カラーバリエーションがとても多く、見ているだけでワクワクしてしまうアイテムが豊富に揃っています。
筆者はXEXYMIX(ゼクシィミックス)のレギンスを愛用していて、5色持っています!
レギンスはピッタリ感があり足のラインやウエストが気になりがちですが、XEXYMIX(ゼクシィミックス)のレギンスはハイウエストのデザインで美脚効果があるため、とてもきれいなシルエットになり気に入っています。
⑤ユニクロ
ユニクロは言わずも知れたプチプラブランドですね。
ユニクロは様々なジャンルのアイテムを販売していますが、実はホットヨガにぴったりなアイテムが売っています。
ユニクロのオリジナル素材であるエアリズムは、伸縮性や速乾性が優れているため、ホットヨガに向いています。
また、レギンスはカラーバリエーションがたくさんあるため、その日の気分で好きなカラーを選んで楽しむこともできます。
ワイヤレスブラは、スタイリッシュなデザインで動きやすくとてもおすすめです。
カップ付きブラなので身体にフィットする感覚があり、アンダーのホールド力もしっかりしているため激しい動きをするときも安心して取り組むことができます。
⑥GU
GUも様々なジャンルのアイテムを販売していますが、ヨガウェアとして使えるアイテムがたくさんあります。
レギンスは、三分丈のデザインから、十分丈のぴったりしたデザイン、十分丈の裾が広がっているデザインなど、様々なバリエーションがあるため、受講するクラスの内容に合わせて服装を変えることも可能です。
他のヨガウェア専門店と比べて価格が安いため、毎日ホットヨガに通いたい方や、色々なデザインを試してみたい方におすすめしたいです。
まとめ:ホットヨガのおすすめの服装
ホットヨガにおすすめの服装は、保温性が低く熱放散に優れていて、汗を吸収・乾燥しやすい服装です。
おすすめブランド6選でご紹介したとおり、ヨガウェアはプチプラから高価なものまで幅広く販売されていて、選択肢がとても多いです。
また、日本製だけでなく韓国やカナダの製品も通販で手軽に購入できるため、自分の好みに合ったヨガウェアが必ず見つかるでしょう。
- Lululemon(ルルレモン)
- LindaWorks(リンダワークス)
- suria(スリア)
- XEXYMIX(ゼクシィミックス)
- ユニクロ
- GU
お気に入りのヨガウェアを着てホットヨガをすれば、楽しさが倍増すること間違いなしです!
是非、本記事を参考にして、自分好みのヨガウェアを探してみてください。
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