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ホットヨガをやってはいけない人【10の特徴】

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ホットヨガをやってはいけない人の9つの特徴

ホットヨガをはじめてみたいけど、

「私ってホットヨガをやっても大丈夫かな?」
「ホットヨガをやってはいけないのはどんな人?」

こんな疑問がある人もいるのではないでしょうか?

本記事では、ホットヨガをやってはいけない人の10の特徴について、科学的根拠や公的な情報源をもとに、詳しく解説していきます。

また、ホットヨガスタジオが定める「やってはいけない人」や、ホットヨガ中にすぐやめるべきサイン、ホットヨガを安全に続けるポイントもご紹介します。

この記事の結論
  • 心臓・血管・肺・腎臓に持病がある人、利尿剤などの薬を飲んでいる人、妊娠中の人は、医師に相談するまでホットヨガは避ける
  • 持病がなくても、熱中症になったことがある人・暑さに弱い人・体調が優れない日は無理をしない
  • レッスン中にめまい・吐き気・頭痛・動悸を感じたら、すぐに休む

ホットヨガをやってもいいのかわからず悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

ホットヨガをやってはいけない人【10の特徴】

ホットヨガをやってはいけない人は、次の10に当てはまる人です。

【医師に相談するまで避けたほうがよい人】

  1. 心臓・血管・肺に持病がある人
  2. 腎臓に持病がある人
  3. 利尿剤など、脱水につながりやすい薬を飲んでいる人
  4. 妊娠中・産後まもない人
  5. 医師に運動を止められている人
  6. 熱中症になったことがある人・高齢の人

【体質やその日の体調によって注意が必要な人】

  1. 暑さに弱い人・低血圧や貧血で立ちくらみしやすい人
  2. 皮膚の病気がある人・肌が敏感な人
  3. 運動習慣がなく、体力に自信がない人
  4. 体調が優れない人・他人に伝染・感染する疾病のある人

実際、独立行政法人の国民生活センターでも、高齢者、高血圧・心疾患・慢性肺疾患などの持病がある人、利尿剤を服用している人、熱中症の既往歴がある人は、ホットヨガの実施を慎重に検討し、医師に相談するよう呼びかけています。(参考:独立行政法人 国民生活センター)

それぞれ解説していきます。

①心臓・血管・肺に持病がある人

心臓病や高血圧症などの心血管疾患がある人は、ホットヨガは避けた方がよいでしょう。

ホットヨガは高温の環境下で運動を行うため、心拍数が上昇して、心臓や血管に負担がかかるためです。

実際、2015年に米国運動協議会(American Council on Exercise)が行った調査では、90分のホットヨガ中に、男性の心拍数は最も高いときで予測最大心拍数の92%まで上昇しました。(参考:ACE Study Examines Effects of Bikram Yoga on Core Body Temps)

なので、一般的なホットヨガスタジオでは、心臓病や高血圧症の人は入会を禁止されています。

アメリカを代表する医療機関のメイヨー・クリニックでも、「心疾患や熱中症の既往がある人はホットヨガの実施は見送ったほうがよい」と公式サイトで述べています。(参考:Mayo Clinic Q and A: Hot yoga for weight loss and overall health)

また、ぜんそくなど慢性的な肺の病気がある人も、国民生活センターが慎重な検討を呼びかけている対象です。かかりつけ医と相談のうえ、ホットヨガを行うかどうかを判断しましょう。

②腎臓に持病がある人

腎臓病がある人は、かかりつけ医の許可がない限り、ホットヨガは避けておいたほうがよいでしょう。

ホットヨガではたくさんの汗をかくため、身体の水分が失われます。脱水が進むと腎臓に流れる血液が減り、腎臓に負担がかかりやすくなるためです。

また、腎臓病の人は、水分や塩分の摂り方を医師から指示されていることも多いです。なので、一般的な水分補給の方法がそのまま当てはまらない場合があります。

なお、健康な人については、ホットヨガで腎臓の機能が悪くなったという研究結果は確認されていません。詳しくは、本記事の「よくある質問」で解説しています。

③利尿剤など、脱水につながりやすい薬を飲んでいる人

利尿剤を服用している人は、ホットヨガは慎重に検討したほうがよいでしょう。

利尿剤は尿を出しやすくする薬なので、ホットヨガで汗をかくと、汗と尿の両方で水分が出ていき、脱水になりやすいためです。

国民生活センターでも、利尿剤を服用している人は、ホットヨガの実施を慎重に検討し、医師に相談するよう呼びかけています。(参考:独立行政法人 国民生活センター)

薬を飲んでいる人は、ホットヨガを始める前に、医師や薬剤師に相談しましょう。なお、ホットヨガのために自己判断で薬をやめるのは避けてください。

④妊娠中・産後まもない人

専門家のあいだでは、「妊娠中の人はホットヨガは避けておくのが安全」とされています。

なぜなら、高温下での運動は、お腹の赤ちゃんにストレスを与えて、とくに妊娠初期においては、赤ちゃんの発育異常のリスクがあるからです。(参考:Hot yoga and pregnancy)

日本臨床スポーツ医学会では、「妊婦スポーツの安全管理基準」のなかで、妊婦の高温下での運動は避けておいたほうが無難であると述べています。

真夏の炎天下あるいは高温多湿のような暑熱環境下で激しいスポーツを行うと,体温が上昇する。体温の著しい上昇は,妊娠初期であれば胎児奇形の原因になるとされている。また,妊娠後半期であれば,母体体温の上昇が胎児体温の上昇を招き,胎児低酸素症が生じた場合に胎児脳に対する防御機構が機能しなくなる恐れがある。暑熱環境下でスポーツを行ったために胎児奇形が生じたり,胎児の脳機能の予後が悪かったとの報告はないが,安全性が確認されるまではこのような環境下でのスポーツ実施は避けておいたほうが無難である。

引用:日本臨床スポーツ医学会誌: Vol. 13 Suppl., 2005.

国民生活センターでも、「妊娠中の女性はホットヨガを始める前に医療機関に相談してください」と呼びかけています。(参考:独立行政法人 国民生活センター)

たとえば、大手ホットヨガスタジオのロイブでは、妊娠中の人は入会することができません。(参考:loIve 施設利用約款)

このように、妊娠中の人はホットヨガは避けておくのがよいでしょう。

ただし、妊婦が無理なくからだを動かすことは大切です。(参考:国立健康・栄養研究所 妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針)

ホットヨガの代わりとしては、かかりつけ医と相談のうえ、常温のマタニティヨガを検討するのがよいでしょう。

なお、出産後もしばらくはホットヨガは避けておきましょう。体力が回復するまでの期間は人によって違うので、いつから始められるかは、かかりつけ医と相談するようにしましょう。

⑤医師に運動を止められている人

当然ながら、医師に運動を禁じられている人は、他の運動と同様に、ホットヨガもやってはいけません。

いつ、どのように運動を始められるのかは、かかりつけ医と相談しましょう。

⑥熱中症になったことがある人・高齢の人

過去に熱中症になったことがある人や、高齢の人も、ホットヨガは慎重に検討したほうがよいでしょう。

国民生活センターでも、熱中症の既往歴がある人や高齢者は、ホットヨガの実施を慎重に検討し、医師に相談するよう呼びかけています。(参考:独立行政法人 国民生活センター)また、先ほどのメイヨー・クリニックでも、熱中症の既往がある人はホットヨガを見送ったほうがよいと述べています。

とくに高齢の人は、暑さやのどの渇きを感じにくくなると言われています。なので、気づかないうちに脱水が進むことがあります。

ホットヨガをする場合は、かかりつけ医と相談のうえ、室温が低めのクラスや、短い時間のレッスンから始めるようにしましょう。

⑦暑さに弱い人・低血圧や貧血で立ちくらみしやすい人

ホットヨガで最も注意が必要なのは暑さです。

ホットヨガは室温36〜40度のなかでヨガを行うため、体温が上昇しやすいです。なので、暑さに耐性がない人や苦手な人は、ホットヨガは避けたほうがよいでしょう。

実際、2015年に米国運動協議会(American Council on Exercise)が行った調査では、ホットヨガに慣れている20名の健康的な男女に、90分のホットヨガを行ってもらい、身体の深部体温を測定したところ、最高深部体温の平均は、男性で約39.6度、女性で約38.9度まで上昇しました。なかには、40度を超えた人もいました。

深部体温が40度を超えると熱中症のリスクが上昇すると言われているので、それに近い数値です。(参考:ACE Study Examines Effects of Bikram Yoga on Core Body Temps)

一方で、2013年に米国運動協議会(American Council on Exercise)が行った調査では、室温約33度の60分のホットヨガであれば、常温のヨガと比べて深部体温や心拍数の上昇に違いはなかったことが確認されています。(参考:ACE STUDY FINDS NO DANGER IN MANY HOT YOGA CLASSES)

また、低血圧や貧血で立ちくらみしやすい人も注意が必要です。国民生活センターの調査では、ホットヨガで体調が悪くなったことがある175人のうち、66.3%が「めまい・立ちくらみ」、10.9%が「貧血」を経験していました。(参考:独立行政法人 国民生活センター)

したがって、暑さに耐性がない人や立ちくらみしやすい人がヨガを行う場合は、室温が低めのホットヨガを試してみるか、または常温ヨガにしておくのがよいでしょう。

⑧皮膚の病気がある人・肌が敏感な人

ホットヨガではたくさんの汗をかくので、皮膚病の人や皮膚が敏感な人は、皮膚のトラブルの原因になります。なので、ホットヨガは避けておくのがよいでしょう。

実際、独立行政法人の国民生活センターの2020年の報告によれば、ホットヨガで体調が悪くなったことがある人は175人いて、そのうち3人は蕁麻疹、発赤、肌荒れなどの皮膚障害があったと回答しています。(参考:独立行政法人国民生活センター)

多くのホットヨガスタジオでは、皮膚病の人の入会を禁止しています。

皮膚病の人はかかりつけ医と相談のうえ、ホットヨガではなく、別の運動を検討しましょう。

⑨運動習慣がなく、体力に自信がない人

ふだん運動習慣がなくて、体力に自信がない人は、ホットヨガは避けておいた方が良いでしょう。

ホットヨガは高温の環境下で、運動を行うため、身体には一定のストレスがかかります。なので、体力が無い人は、体調が悪くなることがあります。

独立行政法人の国民生活センターが2020年に公表した報告によると、2015年4月以降、2020年3月までに、フィットネス関連では833件の相談が寄せられ、そのうち165件はホットヨガに関する相談でした。

その165件のうち、多くの人で「めまい、のぼせ、吐き気、頭痛」が見られました。(参考:独立行政法人 国民生活センター)

このように、ホットヨガで体調が悪くなることもあるので、普段運動をほとんどしない人や、体力に自信がない人は、ホットヨガは避けておくのが安全でしょう。

まずは、常温ヨガで初心者向けクラスからはじめて、体力が付いたら、ヨガインストラクターと相談のうえ、ホットヨガに挑戦してみるのもよいでしょう。

⑩体調が優れない人・他人に伝染・感染する疾病のある人

健康な人であっても、以下のような状態のときは、ホットヨガはやめておきましょう。

  • 体調が優れないとき
  • 生理痛がひどいとき
  • 寝不足のとき
  • 朝から何も食べてないとき
  • 二日酔いのとき

ホットヨガを行うときは、前日はしっかり寝て、当日は体調に問題がないことを確認したうえで、朝食もきちんと食べて、食後の2時間後を目安にホットヨガを行うようにしましょう。

厚生労働省による「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、運動指導者向けに、身体活動・運動を安全に行うためのポイントとして、「毎回の運動前の体調確認」や「運動中の注意点」を公表しています。(参考:健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023 身体活動・運動を安全に行うためのポイント)

一般の人でも安全に運動をするための参考になるので、ぜひ確認してみてください。

また、ホットヨガは室温を上げるために、窓やドアを閉めて、密室で行います。(スタジオによっては、ある程度の換気は行いますが)

なので、伝染病や感染症をお持ちの人は、他人に伝染・感染させる恐れがあるため、ホットヨガをやってはいけません。原則として、ホットヨガスタジオでは、伝染病がある人の入会は禁止されています。

なお、女性の生理中のホットヨガについては、生理中にホットヨガはやっても大丈夫?で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

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大手スタジオが定めるホットヨガをやってはいけない人

多くのホットヨガスタジオでは、入会できる人の要件(やってはいけない人)を規約で定めています。どんな人がホットヨガをやってはいけないのか参考になるので、内容を確認してみましょう。

以下の大手ホットヨガスタジオ2社の規約をご紹介します。

  • loIve(ロイブ)
  • LAVA(ラバ)

2社で共通しているのは、「心臓病、高血圧症、皮膚病、精神病及びこれに類する疾患を持っている人」は入会および利用ができないことです。

ロイブの会員資格

大手ホットヨガスタジオのロイブでは、以下のような会員資格を定めています。

  • 健康状態に異常がなく、医師等により運動を禁じられてない方(妊娠されている方は、妊娠中の入会はできません)
  • 心臓病、高血圧症、皮膚病、伝染病、精神病及びこれに類する疾患のない方
引用:loIve 施設利用約款

妊娠している人が入会できないことが、はっきりと定められています。

LAVA(ラバ)を利用できない人

大手ホットヨガスタジオのLAVA(ラバ)では、以下のような人は利用を禁止しています。

医師から運動を禁止されている方、心臓病、高血圧症、皮膚病、精神病、及びこれに類する疾患、集団感染の恐れのある疾患、一時的な筋肉の痙攣や意識の損失を招く疾患を有する方は、ご利用いただけません。

引用:LAVA マンスリーメンバー制度重要事項

一般的な疾病だけでなく、「一時的な筋肉の痙攣や意識の損失を招く疾患を有する方」までも詳細に決められています。

なお、2社の規約にある「精神病」には、どこまでの症状が含まれるのかは明記されていません。心の不調で通院中の人や、「これに類する疾患」に当てはまるか迷う人は、かかりつけ医とスタジオの両方に事前に相談しておきましょう。

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ホットヨガ中にすぐやめるべきサイン

ホットヨガをやってはいけない人に当てはまらない健康な人でも、ホットヨガで体調が悪くなることはあります。

国民生活センターの調査によると、ホットヨガで体調が悪くなったことがある175人が経験した症状は、次のとおりです(複数回答)。(参考:独立行政法人 国民生活センター)

  • めまい・立ちくらみ:66.3%
  • のぼせ・ほてり:46.3%
  • 吐き気・嘔吐:29.1%
  • 頭痛:23.4%
  • 動悸:20.0%
  • 貧血:10.9%

なので、レッスン中に次のようなサインを感じたら、我慢せずに、すぐにポーズをやめて休みましょう。

  • めまい・立ちくらみがする
  • 吐き気がする
  • 頭痛がする
  • 動悸や息苦しさ、胸の違和感がある
  • 手足がしびれる、足がつる
  • 冷や汗が出る、ぼーっとする

休むときは、その場で座るか横になって、少しずつ水分補給をしましょう。それでも良くならない場合は、インストラクターやスタッフに伝えて、スタジオの外の涼しい場所に移動しましょう。

呼びかけへの反応がおかしい、自分で水分補給ができないといった場合は、すぐに救急車を呼んでください。熱中症は、重症になると命に関わることもあります。

また、同じ調査では、症状が出たタイミングは「レッスン中」が69.1%でしたが、約3割の人はレッスンが終わった後に症状が出ていました(終了直後18.9%、数時間後8.6%、翌日以降2.3%)。(参考:独立行政法人 国民生活センター)

このように、レッスン後に体調が悪くなることもあるので、レッスンが終わったあとも、しばらくは体調の変化に注意しましょう。

ホットヨガを安全に続ける7つのポイント

ここまで、ホットヨガをやってはいけない人について解説してきましたが、健康な人であれば、安全にホットヨガを続けられます。

ここでは、そのための7つのポイントについて解説します。

  1. こまめに水分補給をする
  2. 機能性の良いヨガウェアを着る
  3. 睡眠時間を十分に確保する
  4. 自分のレベルに合ったレッスンを受講する
  5. 食事の2時間後にレッスンを受ける
  6. レッスンは1日1回までにする
  7. レッスン中に少しでも違和感を感じたら休む

ポイント①:こまめに水分補給をする

ホットヨガは高温の環境下で行うので、体温が上昇し、汗をたくさんかきます。そのため、熱中症や脱水症状になるリスクがあるので、水分補給はこまめに行うようにしましょう。

日本スポーツ協会の「熱中症予防5ヶ条」によれば、水分補給量の目安は、運動による体重減少が2%を超えないようにすることです。

また、ホットヨガ前後で体重を測ることで、そのときの発汗量を知ることができ、水分補給の量を予測できます。なので、日頃からホットヨガ前後の体重を測る習慣をつけるとよいでしょう。

補給する水分は、スポーツドリンクなどを利用して、0.1〜0.2%程度の塩分も補給するとよいとされています。(参考:日本スポーツ協会「熱中症予防5ヶ条」)

ただし、腎臓病や高血圧などで塩分を制限されている人は、何をどれくらい飲むかを、かかりつけ医に確認するようにしましょう。

ポイント②:機能性の良いヨガウェアを着る

ホットヨガでは、体温の上昇をおさえるために、機能性の良いヨガウェアを着ることが大切です。

日本スポーツ協会の「熱中症予防5ヶ条」でも、熱を逃がしやすくするために軽装にすることが勧められています。(参考:日本スポーツ協会「熱中症予防5ヶ条」)

なので、汗をよく吸って乾きやすく、通気性の良いヨガウェアがおすすめです。

ただし、ホットヨガの場合は、短いズボンだと、脚の汗がヨガマットについたり、ズボンの隙間から下着が見えたりすることもあるので、通気性の良いレギンスやサルエルパンツがおすすめです。

ホットヨガウェアについては、ホットヨガの服装の選び方で詳しく解説しているので、合わせて参考にしてみてください。

ポイント③:睡眠時間を十分に確保する

ホットヨガは高温下で運動を行うため、汗をしっかりかけて、気持ちが良いですが、そのぶん常温のヨガよりも体力を使います。

なので、ホットヨガを行う日の前日はとくに、睡眠時間を十分に確保したうえで、万全の状態でのぞむようにしましょう。

ポイント④:自分のレベルに合ったレッスンを受講する

ホットヨガにまだ慣れていない初心者が、中上級者向けの運動負荷の高いクラスに参加すると、身体に負担がかかりすぎる恐れがあります。

ホットヨガ初心者の人はとくに、自分のレベルに合ったレッスンを受講するように注意しましょう。

ポイント⑤:食事の2時間後を目安にレッスンを受ける

食後は、食べたものの消化のために血流が胃や内臓に集中しますが、運動してしまうと筋肉に血流が集中するので、消化不良になってしまう可能性があります。

なので、ホットヨガを行う場合は、食べものの消化が落ち着く食事の2時間後を目安にしましょう。

ポイント⑥:レッスンは1日1レッスンまでにする

1日に長い時間、高温の環境下で運動すると、熱中症のリスクが高まります。

なので、ホットヨガは、基本的には1日1レッスンまでにしておくのが安全でしょう。ホットヨガに慣れている中上級者でも、1日2回を上限にしておくのがおすすめです。

ポイント⑦:レッスン中に少しでも違和感を感じたら休む

ホットヨガのレッスン中は、健康な人であっても、自分の体調の変化には、いつも以上に注意しましょう。

そして、少しでも違和感を感じた場合は、すぐにインストラクターやスタッフに相談して、休むことが大切です。

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ホットヨガをやってはいけない人に関するよくある質問

ホットヨガをやってはいけない人に関するよくある質問にお答えします。

  • ホットヨガは腎臓に負担がかかる?
  • ホットヨガは肝臓に負担がかかる?
  • ホットヨガで血液がドロドロになる?
  • ホットヨガのインストラクターは自律神経失調症になる?
  • ホットヨガで死亡事故が起こったことはある?
  • ホットヨガは体に悪い?

Q ホットヨガは腎臓に負担がかかる?

高温環境下での運動は腎臓に負担をかけると言われることがありますが、ホットヨガと腎臓の関係について調べた以下の研究では、健康な人の腎臓の機能が悪くなるという事実は確認されていません。

2022年に発表された研究では、常温ヨガに通う32名と、ホットヨガに通う19名を1年間にわたって調べたところ、常温ヨガとホットヨガのそれぞれのグループで、腎臓の機能に統計的に意味のある違いは見られませんでした。(参考:The Effects of Hot Yoga on Kidney Function: An Observational Pilot and Feasibility Study(2022年))

ただし、レッスン直後の腎臓の数値(血液中のクレアチニン)の上がり方は、ホットヨガのグループのほうがやや大きく、研究者も「より大規模で長期間の研究が必要」としています。

また、2025年に発表された、ホットヨガに関する43の研究(合計942名)をまとめた論文でも、健康な人や運動習慣のない人、アスリートのいずれにおいても、腎臓の機能に悪い影響は見られなかったとまとめられています。(参考:Hot Yoga: A Systematic Review of the Physiological, Functional and Psychological Responses and Adaptations(2025年))

これらの研究によれば、健康な人であれば、ホットヨガが特別腎臓に負担をかけるということはなさそうです。とはいえ、脱水が進むと腎臓に負担がかかるので、水分補給は欠かさないようにしましょう。

腎臓が気になる方はかかりつけ医と相談のうえ、ホットヨガに参加するようにしましょう。

Q ホットヨガは肝臓に影響しますか?

ホットヨガは、汗をかくデトックス効果で、肝臓の負担をやわらげる、と言われることがありますが、そのような事実が確認された研究は(筆者の知る限り)ないので、よくわかっていません。

そもそも汗の主な役割は、体温を下げることです。肝臓の病気がある人は、かかりつけ医と相談のうえ、ホットヨガに参加するようにしましょう。

Q ホットヨガで血液がドロドロになる?

ホットヨガでは汗をたくさんかくので、身体の水分が減ると、一時的に血液が濃くなることはあります。なので、レッスン前後やレッスン中の水分補給が大切です。

ただし、ホットヨガを続けることで血液がドロドロになる、という研究結果は(筆者の知る限り)ありません。

むしろ、アメリカ心臓協会によれば、ホットヨガを行うことで、血圧が下がったことが確認された研究があります。(参考:Study hints at hot yoga benefit for blood pressure(アメリカ心臓協会))

この研究では、血圧が高めの10名のうち5名に、週3回・1回60分のホットヨガを12週間続けてもらったところ、最高血圧の平均が126から121に、最低血圧の平均が82から79に下がりました。とはいえ、小規模な研究なので、さらなる調査は望まれるところです。

Q ホットヨガのインストラクターは自律神経失調症になる?

前提として、常温ヨガは自律神経のバランスを整えることが研究でわかっています。(参考:Effects of yoga on the autonomic nervous system, gamma-aminobutyric-acid, and allostasis in epilepsy, depression, and post-traumatic stress disorder)

また、ヨガの神経への影響を調べた研究では、常温ヨガとホットヨガをする2グループに分けて、週3回を4週間続けてもらったところ、両方で神経に良い影響があったことが確認されています。(参考:Cardiovascular, Cellular, and Neural Adaptations to Hot Yoga versus Normal-Temperature Yoga)

上記の研究結果から、適切な頻度でホットヨガを行うのであれば、基本的には、自律神経のバランスを整えてくれると考えてよいでしょう。

ただし、ホットヨガでは前後の気温差によって、自律神経がうまく働かなくなる可能性はあります。なぜなら、体温は自律神経によって一定に保たれており、気温差が大きいと、自律神経に負担がかかるからです。

厚生労働省研究班が監修するヘルスケアラボでは、「冷房の強い部屋と外気の温度差、薄着、運動不足、冷たい飲食物などの生活習慣が重なると、自律神経による体温調節がうまく働かず、冷えを感じやすくなります」と述べられています。(参考:厚生労働省研究班監修 ヘルスケアラボ「冷え」)

ホットヨガのインストラクターになると、1日に複数回のホットヨガを行い、大きな寒暖差を経験します。インストラクターが自律神経失調症になりやすいかを調べた研究は(筆者の知る限り)ありませんが、自律神経に負担がかかりやすい環境であるとはいえます。

自律神経失調症になると、身体症状として、全身倦怠感、めまい、頭痛、動悸などが見られます。(参考:厚生労働省 こころの耳)このような症状が続く場合は、医療機関に相談しましょう。

Q ホットヨガで死亡事故が起こったことはある?

筆者が調査した限りでは、公的機関の資料で、ホットヨガによる死亡事故は確認できませんでした。

独立行政法人の国民生活センターでは、2015年4月から2020年3月までに、フィットネス関連の危害情報(体調不良やケガなど)は833件が寄せられ、そのうち165件はホットヨガに関する相談でした。

その報告のなかに死亡事故の記載はなく、多く見られたのは「めまい、のぼせ、吐き気、頭痛」などでした。(参考:独立行政法人 国民生活センター)

ただし、これは国民生活センターに寄せられた相談をまとめたものなので、すべての事故を集計したものではありません。熱中症は重症になると命に関わることもあるので、体調の変化には十分に注意しましょう。

Q ホットヨガは体に悪い?

健康な人が体調に注意して行うのであれば、ホットヨガが体に悪いとはいえません。

2025年に発表された、ホットヨガに関する43の研究をまとめた論文では、ホットヨガを続けることで、体組成や血管の機能、柔軟性などに良い変化が見られた研究があると報告されています。(参考:Hot Yoga: A Systematic Review of the Physiological, Functional and Psychological Responses and Adaptations(2025年))

ただし、同じ論文では、ホットヨガのあとに体調が悪くなった事例の報告もあるため、注意が必要だとしています。また、ホットヨガが他のヨガや運動よりも健康効果が大きいという主張は、現時点では裏付けがないとしています。

ホットヨガの痩せる効果については、ホットヨガとピラティスはどっちが痩せる?で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

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まとめ:ホットヨガをやってはいけない人

次の10のどれかに該当する場合は、ホットヨガをするのは避けておきましょう。

  1. 心臓・血管・肺に持病がある人
  2. 腎臓に持病がある人
  3. 利尿剤など、脱水につながりやすい薬を飲んでいる人
  4. 妊娠中・産後まもない人
  5. 医師に運動を止められている人
  6. 熱中症になったことがある人・高齢の人
  1. 暑さに弱い人・低血圧や貧血で立ちくらみしやすい人
  2. 皮膚の病気がある人・肌が敏感な人
  3. 運動習慣がなく、体力に自信がない人
  4. 体調が優れない人・他人に伝染・感染する疾病のある人

また、健康な人でも、レッスン中にめまい・吐き気・頭痛・動悸を感じたら、すぐに休むようにしましょう。

ホットヨガをするにあたって、少しでも不安がある方は、事前にかならず医師やインストラクターに相談するようにしましょう。

本記事は以上になります。

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