これからホットヨガを始めようと考えていて、普段メガネで生活している方の中には、
ホットヨガはメガネでやってもいいのかな?
メガネをつけていると困ることはあるかな…?
といった悩みや疑問を持っている方がいると思います。
本記事では、ホットヨガ歴7年でヨガインストラクター資格(RYT200)を持つ女性筆者が、ホットヨガでメガネを着用する際に気を付けるべきことや対策、よくある質問を記載しています。
筆者自身が日常生活でメガネとコンタクトを併用しているため、実体験を交えて分かりやすく解説しています。
読者の方は是非参考にしてみてください。
- ホットヨガ初心者で普段メガネを着用している人
- ホットヨガに通っていてこれからメガネをつけようと考えている人
- ホットヨガに通っていてメガネをつけているが、デメリットを知りたい人
ホットヨガはメガネでやってもよいのか?
結論から言うと、ホットヨガはメガネでやっても問題ありません。
一方で、ホットヨガをメガネで行うことによる注意点やデメリットがありますので、ひとつずつ解説していきます。
ホットヨガはメガネでもできるが注意が必要
ホットヨガは高温・高湿度のスタジオでヨガを行います。
一般的に、温度は35~40度・湿度は55~65度に保たれているケースが多いです。
スタジオによっては、スチーム式加湿器を設置してスタジオ内を水蒸気で潤していることもあります。
なので、ホットヨガをする際にメガネを着用している場合、メガネが曇る可能性が非常に高いです。
また、メガネのレンズはプラスチック製であることが多く、熱に弱いです。
スタジオ内の熱さによってレンズが膨張したり表面にヒビが入るリスクがあります。(参考:メガネ市場)
その他にも、金属フレームや合金フレームは水分が原因で錆びる可能性があります。
鼻パットやネジ部分は特に水分が溜まりやすいため、メンテナンスの手間がかかるでしょう。(参考:Zoff)
できればコンタクトレンズの方が良い
上記のような注意点やリスクがあるため、もし普段からメガネとコンタクトレンズを使い分けていたり、コンタクトレンズを着用したことがある場合は、ホットヨガではコンタクトレンズを使用することをおすすめします。
コンタクトレンズを使ったことがない方は、この機会にコンタクトデビューしてみるものいいと思います。
目に物を入れることに恐怖心を抱く方がいるかもしれませんが、慣れると特に違和感もなく快適に生活できますよ。
メガネでホットヨガをするデメリット
実際、メガネでホットヨガをするとなると、次のようなデメリットがあります。
- メガネが曇って前が見えなくなる
- 汗でメガネがズレる
- メガネが邪魔で汗が拭きにくい
- ポーズによってはメガネが落ちる
裸眼やコンタクトレンズとは異なり、付属物を着用することになるため、ホットヨガを楽しむ弊害になってしまう可能性がありますので、参考にしてみてください。
デメリット①:メガネが曇って前が見えなくなる
ホットヨガのスタジオは高温高湿度に設定されており、スタジオ内に細かいミストが充満していることが多いです。
メガネを付けていた場合、メガネが曇って前が見えなくなる可能性があるでしょう。
メガネが曇ると、インストラクターの指示が見えなくなり、レッスンについていけなくなります。
また、他の参加者との距離感が分からなくなり、衝突する危険性があります。
デメリット②:汗でメガネがズレる
ホットヨガは高温高湿度のスタジオでヨガをするため、全身から汗が大量に出ます。
メガネを着用してホットヨガをした場合、汗でメガネがズレてしまうことがあるでしょう。
筆者はメガネでホットヨガをした経験がありますが、汗で鼻パットの部分が下がってしまい、レッスンに集中できなかった記憶があります。
デメリット③:メガネが邪魔で汗が拭きにくい
ホットヨガは大量の汗をかきますが、メガネを着用していると汗が拭きにくいです。
ホットヨガ中はインストラクターの指示で給水や汗を拭くタイミングがありますが、メガネを着用している場合、一度メガネを外してから汗を拭くため、メガネを着用していない時よりも時間がかかるでしょう。
給水や汗を拭く時間は10~20秒程度ですので、汗を拭くことに時間を取られると水を飲む時間がなくなる可能性があります。
デメリット④:ポーズによってはメガネが落ちる
ホットヨガの基本姿勢は「座位のポーズ」「立位のポーズ」「四つん這いのポーズ」の3種類です。
ヨガは全身運動のため、ポーズによってはメガネが落ちてしまう懸念があります。
メガネがズレると思わぬケガに繋がるリスクがありますので、十分に注意する必要があります。
メガネの人がホットヨガをするときの対策
コンタクトレンズへの抵抗感や視力の事情により、メガネしか着用できない人もいると思います。
メガネの人でもホットヨガを楽しんでもらえるように対策を考えてみましたので、是非参考にしてみてください。
- お風呂・サウナ用の曇らないメガネを使う
- 古いメガネには曇り止めを使う
- メガネバンドを着用する
- 無理なポーズのときはメガネを外す
- 裸眼で一番前の列に座る
- コンタクトレンズを使う
対策①:お風呂・サウナ用の曇らないメガネを使う
メガネを着用したい場合は、お風呂・サウナ用の曇らないメガネを使うことをおすすめします。
お風呂・サウナ用の曇らないメガネは湿気による曇りを防ぐためにレンズの表面に防曇コートが施されています。
また、メガネのパーツに金属製のものを使用していないため、濡れても錆びたり腐食する心配がありません。
お風呂・サウナ用の曇らないメガネは大手メガネメーカーの実店舗や公式ホームページから購入可能です。
対策②:古いメガネには曇り止めを使う
メガネには曇り止め加工が施されているケースが多いですが、使用するにつれて曇り止め効果が低下していきます。
曇り止め商品は豊富に販売されていますが、クロスやシート等のタイプは、かさばらず使いやすいためおすすめです。
他にも、スプレーやジェルタイプの曇り止めもあります。
曇り止めは時間の経過とともに効果が薄れてしまうため、ホットヨガのレッスンの直前に使用するとよいでしょう。
対策③:メガネバンドを着用する
メガネがズレるといったデメリットを解決するためには、メガネバンドを着用することをおすすめします。
メガネバンドは、メガネのずり落ち防止に役立つアイテムで激しい運動時によく利用されます。
メガネの耳の部分に装着して頭の後ろから固定するストラップ形式のアイテムで、種類も豊富に販売されているため、自分にあった商品が見つけられるでしょう。
対策④:無理なポーズのときはメガネを外す
メガネがズレる可能性があるポーズは、一時的にメガネを外して行うのがおすすめです。
例えば、頭を下にする逆立ちのポーズやダウンドッグのポーズは、メガネが落下する可能性が高いです。
また、顔を床につけるうつ伏せのポーズはメガネが顔に押し付けられて痛い可能性があるため、メガネを外したほうがよいでしょう。
対策⑤:裸眼で一番前の列に座る
裸眼でも生活できる程度の視力であれば、ホットヨガは裸眼で行うことをおすすめします。
裸眼で参加する場合、インストラクターの指示が見えるスタジオの一番前の列を確保したほうがよいでしょう。
人気プログラムの場合、スタジオ解放前に参加者が列を作って待っている可能性が高いです。
自分の好きな位置を確保するために、レッスン開始30分前にはスタジオに到着しておくとよいです。
対策⑥:コンタクトレンズを使う
一番の対処法はコンタクトレンズを使うことです。
コンタクトレンズは近視・乱視など様々な視力に対応できる商品が豊富にあります。
また、開封後1回のみ使用可能なワンデーコンタクトレンズや1週間使用可能なワンウィークコンタクトレンズがあります。
普段メガネを使っていてホットヨガの時だけコンタクトレンズを使用する場合は、ワンデーがおすすめです。
しかし、コンタクトレンズへの抵抗感や視力に合ったコンタクトレンズがないといったケースも考えられます。
その場合は別の対策を参考にしてみてください。
ホットヨガのメガネに関するよくある質問
ホットヨガのメガネに関するよくある質問にお答えします。
- ホットヨガでメガネはどれくらい曇る?
- メガネでホットヨガをする人は実際どれくらいいる?
Q1:ホットヨガでメガネはどれくらい曇る?
レンズの温度とスタジオ内の温度に差がある場合、メガネは曇ってしまいます。
寒い冬に満員電車の車内が曇る現象と同じです。
春や夏は外気温が高いため、ホットヨガスタジオとの温度差があまりなく、曇りにくいと言えるでしょう。
秋や冬は、曇りやすい傾向にありますが、レンズが100%曇るわけではないです。
スタジオに入った瞬間は曇りやすいですが、徐々に曇りにくなる印象です。
Q2:メガネでホットヨガをする人は実際どれくらいいる?
一般的なホットヨガスタジオの1レッスンあたりの参加人数は40名程度です。
そのうち、メガネでホットヨガをする人は1~2名と考えられます。
筆者はホットヨガ歴7年ですが、過去の経験を振り返ってみても1~2名程度の印象です。
まとめ:ホットヨガはメガネでもできるが注意が必要
「ホットヨガはメガネでやってもよいのか?」という疑問に関して、様々な角度から解説をしてみました。
結論、ホットヨガはメガネでもできますが、注意点や懸念点を確認する必要があります。
一方で、注意点や懸念点を解消する対策はあるため、実際にホットヨガに通う中で自分に一番合ったスタイルを見つけていくことをおすすめします。
読者の皆様のホットヨガライフが、少しでも快適なものになることを心より願っています!
メガネ以外のホットヨガの持ち物については、ホットヨガの持ち物リスト22選を参考にしてみてください。
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